飼育方法・ コオロギの仲間(ヒバリ類含む)  |鳴く虫研究社 | スズムシ マツムシ キリギリス 通販

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クサヒバリ

<飼育環境>

飼育ケースで飼うと良いですが、クサヒバリは体長8ミリ前後の小さな虫ですので、 普通の飼育ケースの蓋の場合、蓋の隙間から逃げられます。 このため、容器と蓋の間に布切れなどを挟んでください。 市販のコバエ除けシートでも構いません(百円ショップなどでも販売されています)。 クサヒバリは樹上性のため、土などは必要ありません。新聞紙などを底に敷いて、 その上にクズの葉などを入れてください。

<エサ>

キュウリ、ナスなどの野菜類なら何でも食べます。 クサヒバリは小型の割に共食いしますので、動物質のエサを必ず与えてください。 煮干し、削り節などは小さなクサヒバリにとっては、やや硬いため、鈴虫のエサや、 鳴く虫のエサなどの粉末タイプの餌の方が良いでしょう。 野菜類を与えない場合は、水分補給が必要です。 霧吹きで水分を与えても良いですが、コケ水がお勧めです。 ペットボトルの蓋などにコケを入れて水を湿らせてください。

(野菜類を与えた場合は野菜から水分を摂取しますので、水やりは不要です)

<注意点>

クサヒバリは小型種のため、水を切らすとすぐ死んでしまいますので、注意が必要です。 また、世話をする際は、家具や物などが、あまりない部屋で行うようにしてください。 クサヒバリは非常に敏捷な虫ですので、万が一、物がたくさんある部屋で逃げられたら、 一瞬で行方不明になります。事前に、手元にカップなどを用意して世話をしてください。 もし逃げられたら、クサヒバリの行く手を遮る様にして、カップなどに追い込むと良いと思います。 また、クサヒバリは♂♀一緒に飼うと♀が♂を共食いすることがあります。 そのため鳴き声を楽しむ場合は♂のみの飼育をお勧めします。

キンヒバリ

<飼育環境><エサ>

キンヒバリは体長7ミリ前後と小さい虫ですので、  飼育容器と蓋の間にシートなどを挟んで、蓋の隙間から逃げられないようにしてください。 エサはクサヒバリやスズムシと同じですが、キンヒバリは湿地に生息しておりますので、コケを必ず セットして下さい。 1ペア 〜5頭くらいまでは、ペットボトルの蓋に水コケを入れて水で湿らせてください。 5頭以上の場合は、小さめのタッパーなどに苔を入れて水を入れてください。 キンヒバリは湿地への依存度が高い事と、小型種であるため、水は切らさないように注意が必要です。 (1日だけでも水を切らすと死んでしまうのでコケ水は飼育ケースに必ず入れてください)

<累代飼育>

キンヒバリはミゾソバなどに産卵すると考えられますが、ツユクサで代用します。 飼育容器の底に園芸用土や川砂などを敷き、ツユクサを植え込んでください。 根がなくて、ただ挿しておくだけでも長持ちして、根が出てきます。 ツユクサを、コップなどに挿しても良いです。この場合は、キンヒバリは草上性のため、土やマットなどは不要です。但し、キンヒバリの累代飼育は難しい方に入ると思います。

<注意点>

キンヒバリは世話をする際の注意点も、クサヒバリと全く同じで逃げられないように注意が必要です。 小型で非常に敏捷な昆虫ですので、物がたくさんある部屋で逃げられると、一瞬で行方不明になります。 あまり家具や物などがない部屋で、世話をするようにしてください。 世話する際の、事前準備もクサヒバリと同じです。 また、水を切らすとすぐに死んでしまします。 キンヒバリは湿地に生息している事から、水切れに弱い傾向がありますので特に注意が必要です。
キンヒバリは共食いすることもあります。冬に鳴かせるコツは♀と一緒に飼うことです。
夏場は、♀がいなくても鳴きますが、真冬は鳴かなくなります。しかし、♀と一緒に飼うことで求愛のため鳴きます。
これは、カヤヒバリも同じことです。

カヤヒバリ

<飼育環境><エサ>

カヤヒバリは体長7ミリ前後と小さい虫ですので、 飼育容器と蓋の間にシートなどを挟んで、蓋の隙間から逃げられないようにしてください。 エサもキンヒバリと同じです。乾燥気味のススキ原に生息していますので、ススキを茎ごと葉の付いたものをコップなどに挿して、飼育ケースにセットしてください。冬は枯れたススキの葉を飼育ケースに入れてください。
枯れたススキに隠れて越冬しますが、暖かい日には真冬でも鳴きます。冬に鳴かせるコツは♀と一緒に飼うことです。
夏場は、♀がいなくても鳴きますが、真冬は鳴かなくなります。しかし、♀と一緒に飼うことで求愛のため鳴きます。
これは、キンヒバリも同じことです。

<注意点>

カヤヒバリは世話をする際の注意点も、キンヒバリと全く同じで逃げられないように注意が必要です。 小型で非常に敏捷な昆虫ですので、物がたくさんある部屋で逃げられると、一瞬で行方不明になります。 あまり家具や物などがない部屋で、世話をするようにしてください。  世話する際の、事前準備もキンヒバリと同じです。 また、水を切らすとすぐに死んでしまします。 カヤヒバリはキンヒバリよりも乾燥した草原に生息している関係で、 若干乾燥に強い傾向があります。小型種としては、かなり乾燥に強い方ですが、 やはり水切れには注意してください。
カヤヒバリは共食いはほとんどありません。

ヤマトヒバリ

<飼育環境>

体長6ミリ程の小型種ですので、普通の飼育ケースの蓋では、隙間から逃げられます。 飼育ケース本体と蓋の間に、コバエ除けシートなどを挟んでください。 ヤマトヒバリは草の上に生息しているので、土などは不要ですので、 飼育ケースの底に新聞紙などを敷いても良いです。 草の葉っぱを入れてください。 草の葉っぱを入れてください。できれば、ヤマノイモ、ヤブミョウガ、なければシダ類の葉が良いでしょう。 ヤマトヒバリは生息地で、草の葉の裏側に隠れていますので、葉を入れてあげると落ち着きます。冬は枯れた落ち葉を入れてください。冬は♀と一緒に飼うと求愛のためよく鳴きますが、キンヒバリやカヤヒバリと違い、ヤマトヒバリは冬、♂だけでも比較的よく鳴きます。冬は、キンヒバリとカヤヒバリよりも、ヤマトヒバリの方がよく鳴きます。

<エサ>

キュウリ、ナスなどの野菜類なら何でも食べます。野菜はこまめに交換してください。 特に夏の高温時は傷みやすいので、毎日交換した方が良いでしょう。 野菜を与えた場合は、野菜から水分を摂取しますので、特に霧吹きなどの水やりは不要です。 動物質のエサを必ず与えてください。 煮干し、削り節などは小さなヤマトヒバリにとっては、やや硬いため、 鈴虫のエサや、 鳴く虫のエサなどの粉末タイプの餌の方が良いでしょう。 動物質のエサだけで飼育する場合は、別途、水分補給が必要です。 この場合、コケ水をお勧めいたします。 ペットボトルの蓋などにコケを入れて水を湿らせてください。

<注意点>

動きが非常に敏捷なヒバリ系の中では、ヤマトヒバリの動きは、やや緩慢ですが、それでも小さい虫のため、世話の際には脱走には注意してください。共食いは、あまりありません。

カワラスズ

<飼育環境>

カワラスズはとても小さい虫ですから、普通の飼育ケースの蓋では、蓋の隙間から 逃げられてしまいます。 ケース本体と、蓋の間にシーツや布切れなどを挟んでください。 市販のコバエ除けシートが便利で良いかもしれません。飼育容器の中に砂を4〜5 センチ入れて、その上に石を置いてください。 石の大きさは、線路の砂利石よりやや大きめから、こぶし大くらいを目安にすれば 良いでしょう。カワラスズは石の裏に隠れて落ち着きます。 そして、昼間は石の裏側で鳴き、夜は石の表に出てきて鳴きますので、鳴いている 様子が観察できます。 複数頭飼育すると、石の上で♂が鳴きながら、体を揺さぶる仕草や、♀に求愛している光景も見れます。

<エサ>

キュウリ、ナスなどの野菜類なら何でも食べます。野菜はこまめに交換してください。 特に夏の高温時は傷みやすいので、毎日交換した方が良いでしょう。 野菜を与えた場合は、野菜から水分を摂取しますので、特に霧吹きなどの水やりは不要です。 動物質のエサを必ず与えてください。煮干し、削り節などは小さなカワラスズにとっては、 やや硬いため、鈴虫のエサや、鳴く虫のエサなどの粉末タイプの餌の方が良いでしょう。 動物質のエサだけで飼育する場合は、別途、水分補給が必要です。 この場合、コケ水をお勧めいたします。 ペットボトルの蓋などにコケを入れて水を湿らせてください。

<注意点>

クサヒバリ程でもありませんが、敏捷なところもあるため、世話の際は逃げられないように 注意してください。 カワラスズは小さい虫ですので、水は切らさないように十分注意してください。  水を切らすとすぐに死んでしまいます。

 

クマスズムシ

<飼育環境>

飼育頭数に合わせた大きさの飼育容器に、市販の赤玉土かピートモス、 スズムシ用マットなどを3〜5センチ程度入れます。その上にクマスズムシ の隠れ家となる止まり木や、炭を入れてください。 隠れ家を作ってやると虫を落ち着かせます。

<エサ>

餌はキュウリ、ナスなど野菜類なら何でも食べます。 乾燥クズの葉を好んで食べますので、与えてください。 又、煮干し、削り節、 野鳥飼育用すり餌、鈴虫用の餌などを与えてください。 これら動物質の餌が無くなると、共食いが増える傾向にあります。 野菜類を与えない場合は、コケ水を与えてください。 ペットボトルの蓋などにコケを入れて水を湿らせます。 小さなタッパーなどに入れても構いません。 (野菜類を与えている場合は野菜から水分補給してますので、これらコケ水は不要です)

カネタタキ

<飼育環境>

カネタタキはとても小さい虫ですから、普通の飼育ケースの蓋では、蓋の隙間 から逃げられてしまいます。 ケース本体と、蓋の間にシーツや布切れなどを挟んでください。  市販のコバエ除けシートが便利で良いかもしれません。 但し、クリーンケースやコバエシャッターなどの密閉性が高い容器は避けてください。 カネタタキは樹上性で風通しの良いところに棲んでいますので蒸れに弱い傾向があります。 カネタタキは樹上性のため、スズムシのような土は不要です。 飼育容器の底に新聞紙などを敷いてください。その上に、クズの葉などを入れてください。 広葉樹の葉などでも構いません。 これらの葉がカネタタキの隠れ家になり、虫を落ち着かせます。

<エサ>

キュウリ、ナスなどの野菜類なら何でも食べます。野菜はこまめに交換してください。 特に夏の高温時は傷みやすいので、毎日交換した方が良いでしょう。 野菜を与えた場合は、野菜から水分を摂取しますので、特に霧吹きなどの水やりは不要です。 動物質のエサを必ず与えてください。 煮干し、削り節などは小さなカネタタキにとっては、やや硬いため、鈴虫のエサや、 鳴く虫のエサなどの粉末タイプの餌の方が良いでしょう。 動物質のエサだけで飼育する場合は、別途、水分補給が必要です。 この場合、コケ水をお勧めいたします。 ペットボトルの蓋などにコケを入れて水を湿らせてください。

<注意点>

クサヒバリ程でもありませんが、敏捷なところもあるため、世話の際は逃げられないように 注意してください。 また、カネタタキは小さい虫ですので、水は切らさないように十分注意してください。

クマコオロギ

スズムシに準じた方法で飼育できます。 1点だけ違うのは、コケを多めに入れてください。 クマコオロギはコケの中に昼間は潜んで過ごしますので、虫を落ち着かせます。 また、湿気た所に生息していますので、水を切らさないようにしてください。

ヒメコオロギ

スズムシに準じて飼育できます。 地上性で自然では土の窪んだ所などに隠れていますので、飼育ケースの 底の土に 少し窪んだ所を作り、その上に枯れ葉などを軽く置いてあげると良いでしょう。

ミツカドコオロギ

クマコオロギと同じ要領で飼育できます。 コケを好みますので、飼育容器の中に入れてください。

エンマコオロギ

スズムシに準じて飼育できます。

アオマツムシ

<飼育環境>

カネタタキと同じ樹上性で、カネタタキのように草にはいなくて、樹木の高いところにいます。 風通しの良い環境にいるため、蒸れに弱いため飼育ケースのふたは普通の風通しの良いタイプが良いです。 隙間の少ないふたのタイプの飼育ケースは不向きです。

<エサ>

エサはコオロギや鈴虫のエサと同じでよいです。

<注意点>

蒸れと多湿に弱いので注意が必要です。風通しの良い環境で飼育してください。

ヒゲシロスズ

<飼育環境>

クマスズムシと同じような環境に棲んでいますので、クマスズムシの飼い方に準じてください。

<エサ>

エサもクマスズムシに準じてください。

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